| ■小さい家を大きく使う方法 |

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我が家の土地の広さは46坪ちょっとと、札幌では狭い部類に入ると思います。
その上に「第1種低層住居専用地域」に加え「地区計画」で高さ制限が有り、4人家族が普通に住める家を建てようとするととても窮屈な家になってしまいます。
でも予算と希望条件から絞り込んで、唯一残った土地だったし第一印象で気に入った経緯も有るので、何とかできないか前向きに考えてみました。
そこで逆転の発想と苦肉の策で、部屋を平面で仕切らないで立体的に仕切るワンルームのような家を作ったのでした。
これが思ったより快適でした。
土地と建物が小さく済んだ分コストも安く、暖房費が抑えられ、維持メンテや掃除が楽な恩恵を受けることになりました。
これからローコストで狭い土地に小さな家を建てようと思っている方や、 もちろん大きな家を建てる方にとっても、我が家のプランが参考になるのではと思います。
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| ■Point(1)・・・リビングと玄関は別フロアーに |
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1階に玄関とリビングがあるご家庭がまだまだ多いと思います。
それでも最近は、狭小住宅などで2階リビングのお家も珍しくなくなってきました。
狭い土地では、1フロアーの限られた面積を有効に使わないといけません。
それには、玄関とリビングを同じフロアーに計画してしまうとリビングが狭くなってしまいます。
当然、キッチンも必要ですからリビングだけの面積は本当に小さなものになってしまうのです。
住まいにとって、「家族の集まる空間=リビング」は、家の中心ですから出来るだけ広く取りたいものですね。
そのためにも、玄関が1階ならばリビングを2階に持って行くことをお勧めします。
この方法で我が家の場合は、リビング(対面キッチン含む)が14帖から21帖へと大幅に拡大されたのでした。
これで、2階フロアーすべてが家族の集まる空間となったのです。
そんな間取りで生活してみて、僕が感じた良い点と悪い点をまとめてみました。
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| 良い点 |
悪い点 |
備 考 |
眺めが良くて、日
当たりが良い
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住まいの中心「リビング」が、快適なのは良
いことです |
窓を開けたまま
外出できる |
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暑い日は助かります |
プライバシーが
保たれる |
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夜、照明を点けるまではカーテン類はいっ
さいしません。
お向かいの2階からは丸見えですが。 |
| 冬は暖かい |
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1階の暖房熱が、床と階段を伝って上昇す
るので効率が良い |
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庭や草花が見え
ない |
2階から出入りできるウッドデッキを作って
デッキガーデンを作る |
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買い物などの荷物
運びが大変 |
マンションだと駐車場からの導線はもっと
長いよと納得させる |
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ドアの開施錠の
たびに昇り降り
は疲れる |
電気錠とTVインターフォンで解決 |
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歳取って、階段
が昇れなくなった
らどうするの |
ホームエレベーターを設置しようか。
それが無理なら、1階の子供部屋をリフォ
ームしてそこで生活しよう。
夫婦2人なら十分な広さでしょう。 |
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間取りのプラン作りは、マイホーム計画の中でも夢と希望がいっぱいで楽しい時間です。
でもリビング、キッチン、書斎、子供部屋などとみんなの要望を取り入れているうちに、細かく壁に仕切られた間取り図が出来上がってしまいがちです。
今は良いプランでも、家族構成や使い勝手の変化で数年後には使いずらくなっているかもしれません。
そこでまず最初は、出来るだけ壁で仕切らない大きな間取り計画をお勧めします。
壁で視界がさえぎられるとどうしても窮屈な印象をあたえてしまいますから、できれば開閉式の間仕切り戸にしたり、光が透過するようにガラスをはめ込んだり工夫するだけで広く感じるものです。
子供部屋などは後から間仕切壁を作れるように、下地やコンセント、ドアなどだけ設置しておいて必要になったら作っても良いと思います。
いずれ子供が独立したら、間仕切壁を撤去してしまえば元の広い空間に戻せるのですから。
でも狭い土地だと平面だけでは限界が有るので、立体的に計画してみましょう。
我が家は、スキップフロアーを取り入れて壁の変わりに段差で空間を仕切ることにしました。
下図のように建物の北側1/3に半階の高低差を付ける事で、普通の2層空間から6層空間を得ることになったのでした。
この手法は「北側斜線制限」をクリアーするのに有効で、屋根に傾斜を付ける程度で普通の天井高さの居室が出来上がりました。
こうする事で視界は広がったままで、視線をさえぎることができプライベート空間を保つことが出来るのです。
天井高さだって、全ての部屋が同じである必要は有りません。
我が家の場合は、リビングのソファを置く場所の天井高さを抑えて、その上にロフトを作りました。
これでまた1つ空間をキープ!。
こんな感じで一般的な2階建ての2層空間に比べ、とてもゆとりのある空間が作れました。
それともう1つ、2階のテラスドアから外部のウッドデッキに出られるようにして、一体感を持たせて広く見せる工夫もしました。
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【立面図】

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| 普通の2階建て |
スキップフロアーの2階建て |
間取りの例 |
| 1階 |
半地下 |
物置・作業場等
(床下にも収納可) |
| 1階 |
居室 |
| 中2階 |
浴室・洗面・トイレ |
| 2階 |
2階 |
リビング・キッチン |
| 中3階 |
パウダースペース・ウォークイ
ンクローゼット、PCスペース等 |
| ロフト |
収納部屋・隠れ部屋・ベットル
ーム等 |
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| ■Point(3)・・・凹凸のない一体空間にまとめる |
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部屋を広く見せるには、壁面を出来るだけフラットにした方が効果が出ます。
収納家具やタンス、机などを後から置くのは極力やめて、設計段階で納まりが良いように造作家具などをプランに取り入れてしまうことをお勧めします。
収納棚やカウンターテーブルなどは、大工さんに造り付けてもらうと安くてすっきり納まります。
でも嫁入り道具でどうしても捨てられないタンスなどは、ウォークインクローゼットを作って引出し代わりに納めてしまうのがベストですよ。
もう1つチェックしておきたいのが、設備機器との取り合いです。
例えばシステムキッチンですと、長さが2550mmタイプのI型が一番安くて種類も豊富です。
でも作業台がもっと欲しいとかL型で使いたいなどの希望が有ると思います。
そんな時は設備機器のタイプを変えるより、造作で作業台を作ってもらった方がずっと安く仕上がります。
対面キッチンのカウンターだって同じですよ。
こんな感じで、蓄熱暖房機やセントラルヒーターを、造作カウンターの下に納めてしまうことも出来ます。
2つ目にチェックしておきたいのが壁や天井の仕上材を統一する事です。
間仕切りが少ない分連続した空間が多くなるので、出来るだけ印象に残らないような素材で統一すると、一体感が生まれ広く感じます。
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薄暗い家はどうしても狭く感じてしまいますし、気分もスカッとしませんね。
そこで日中は太陽光のあかりを、夜は照明器具のあかりを上手に取り入れることで部屋の印象がずいぶん変わります。
日本の住居はまだまだあかりに無頓着で、コスト削減で照明器具の予算を切り詰める人が何と多いことか。
結局、各部屋の天井に1台の蛍光灯器具が取り付けられるだけで終わってしまってるのではないでしょうか。
でもこれだとどうしても4隅が暗くなってしまいます。
部屋を広く見せるのに、入口と反対のコーナーや壁を明るくすると奥行がはっきりとして、それだけで効果が得られるのです。
新築ですと天井にダウンライトや壁にブラケットを付けることも出来ますし、それが無理ならフロアースタンドを置くだけでもずいぶんと変わります。
日中の太陽光の取り入れ方も同じで、開閉窓とは別に壁の上部にあかり取り用ののハメ殺し窓を付けるのもお勧めです。
すべての部屋が無理ならば、せめてリビングだけでも光とあかりに凝ってみてはどうでしょうか。
僕個人的には、コントローラーを付けて「食事」、「だんらん」、「くつろぎ」などのシーンに合わせてあかりをコントロールしてあげたらすてきだなと思います。
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| 第一種低層住居専用地域 |
| 低層住宅の良好な住環境を守るための地域。住居を兼ねた店舗や小中学校を建てることができる。 |
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| 地区計画 |
| 地区独自に、良好なまちづくりを行うために定められたルール。 |
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| 北側斜線制限 |
| 敷地北側の隣地の日照阻害などを防ぐために、住居専用地域において、建築物の各部分の高さを制限しています。 |
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